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「さよなら私のクラマー」49話(新川直司)ワラビーズの強化合宿

「さよなら私のクラマー」(新川直司)49話より、深津監督の黒い交際?

「さよなら私のクラマー」は新川直司による漫画作品。

月刊少年マガジンで2016年5月より連載を開始した。

次の大会を控えるワラビーズのために、深津監督が動き出した。

 

前回はこちら。

ワラビーズの強化合宿

「さよなら私のクラマー」(新川直司)49話より、深津監督のトレーニング
(「さよなら私のクラマー」49話より) 

深津監督による本格的な指導が始まったワラビーズの次なる目標は、8月から始まる選手権予選を突破すること。

県内の上位2校が進める関東大会で7位以内に入ることが条件である。 

埼玉予選では無敗の浦和邦成を倒す以外の道が開けているのは助かるが、決して楽観視はできない。

強豪校が揃うその先も、組み合わせによっては初戦敗退なんてこともありうるのだ。 

大会までに確かな実力を付けておきたいところ。

この件に関しては深津監督に考えがあった。

夏休みの間に戦力アップさせるイベントと言えばもちろんアレである。

「さよなら私のクラマー」(新川直司)49話より、周防はお寺の子だった
(「さよなら私のクラマー」49話より) 

今回の合宿で使われるのは周防の実家のお寺。 

住職との打ち合わせ現場では黒い疑惑を持たれた深津監督だが、この辺の根回しはしっかりしている。

インターリーグの試合でも選手たちの起用法を試行錯誤していたけれど、彼女たちがより生きる戦術の理解と連携の強化が主な目的。

とは言え短期間ではなかなか難しいので予選での戦いを通じて浸透させていくことになるだろう。

「さよなら私のクラマー」(新川直司)49話より、恩田の意外な特技
(「さよなら私のクラマー」49話より) 

このチームはもともと仲はいい方だろうけど、お互いの知られざる部分を知って相互理解も深まっていくことも期待できる。

恩田が家事全般得意というのはさすがに意外だったな。

越前は一通りこなしそうだけど、むしろ逆だったり?

 

そして、重要なのはチームとしての基本戦術。

これまで戦ってきた強豪校は、このチームならこれ、という強みがあった。

ワラビーズが臨機応変にやってこれたのは監督の機転とチームとして固まっていない事情によるものが大きい。

ただし、今後大きな大会で戦っていくために経験に裏打ちされた武器が欲しいのである。

「さよなら私のクラマー」(新川直司)49話より、ワラビーズの基本戦術
(「さよなら私のクラマー」49話より) 

そのための基礎となる部分をこの合宿で叩き込んでおくつもりらしい。

越前は監督の目指すものに気付いたようだが…

 

単行本13巻は2020年10月16日発売。

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