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「MAO」83話(高橋留美子)あやしい旅芝居の一座を追う

「MAO」(高橋留美子)83話より、旅芝居の座長と戦闘開始

「MAO」は高橋留美子による漫画作品。

週刊少年サンデーで2019年5月より連載を開始した。

83話は、夏野の探しているものを持っているかも知れない座長と対面。

 

前回はこちら。

これは、同じ「呪い」を背負う摩緒と菜花の “全てを終わらせる” 物語――

15歳の黄葉菜花(きば なのか)は大正時代にて同じ「猫鬼の呪い」の摩緒(まお)と出会う。彼は陰陽師の名家・御降家の後継者5人が狙う生贄。未だ続く5人の兄弟子と想い人・紗那との因縁を清算する! 平安時代に絶命寸前の夏野は謎の土人形と契約し存命した模様。その土人形との約束を果たすため怪しい一座に迫る!

(前回までのあらすじ:「「MAO」(高橋留美子)83話 ―右手―」より)

座長の右手

怪しい芝居の一座を追って村を訪れた夏野たちが狙うのは、座長の持つ特別な右手。 

見物に集まった村人たちの精を吸って旅を続けているという。

それが土人形との約束で探し求めているものかどうかが問題なのである。

「MAO」(高橋留美子)83話より、座長の右手を切り落とす夏野
(「MAO」83話より) 

実際にどうやって見分けるのだろうかと思えば、夏野からすれば判断する材料は持っているらしい。

座長の袖の中から現れた右手は、明らかに人の手ではない巨大さで奇怪な形をしていた。

夏野を生かしている謎の術者が欲しているのが本人のものなのか、それとも封印された何かを復活させようとしているのか。

もちろん部位だけで存在するのはできないので、他の生物に寄生したり精を吸って生きているのが特徴なのだという。

今回もその条件を元に追っていたわけだね。

「MAO」(高橋留美子)83話より、対象への興味を無くす夏野
(「MAO」83話より) 

残念ながら目的のものとは違ったみたいだけれど。

この急速に興味を失う様子が、猫鬼を探していた時の摩緒と似ている。

900年もの間の苦労が報われるか否かの分かれ目なので無理もないか。

探していたものは右手そのもののようだけど、全ての部位が揃った時にはどうなるのか。

役割を終えた夏野は生から開放される?

人としての余生を送ることは可能だろうか。

100年毎の更新が途絶えれば自由になるのかな。

「MAO」(高橋留美子)83話より、右手が見つかれば全て揃う
(「MAO」83話より) 

そして、例の術者が姿を現すのかもしれない。

夏野が約束は守りたいと言っていた理由は、その相手を知りたい気持ちがあるからだろうか。

散らばっていた身体の部位が集まって復活するとすれば、死なない呪いを受けた五色堂のメンバーの線もある。

では誰の手によってそうなった?

これって御降家滅亡の真相にも関わってくる問題なのでは。

 

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