「【推しの子】」は赤坂アカ(原作)、横槍メンゴ(作画)による漫画作品。
週刊ヤングジャンプで2020年4月より連載を開始した。
40話、アクアを巡るライバル二人が顔を合わせることに。
前回はこちら。
数年ぶりの共演へ
アイドルフェスを終え、一段落したB小町。
大きな舞台での実績ができたことで多少は仕事がしやすくなるだろうか。
彼女たちの練習に変装してまで協力していたアクアの件について、それとなく尋ねてみる重曹ちゃんの姿があった。
この首を傾げているところがいいよね。
本番までの合宿期間は1ヶ月くらいあったわけだけど、その間ずっとぴえヨンの格好で演技を続けてきたのである。
なんでそこまでと思うのは自然なこと。
本人とも面識のある人間を相手に実行するのは相当な苦労とリスクがあるのだけれど、重曹ちゃんが話をしてくれなかったことしか理由を挙げられないアクアがかわいいのだ。
これは彼女が調子に乗ってしまうのも無理はない。
今までの分を取り戻す勢いで話しかける重曹ちゃん。
テンション高すぎて、うざ絡みになってしまっているのもご愛嬌。
これだけ元気になってくれれば、やってみた甲斐もあるというものだ。
妹の立場的に、重曹ちゃんなら兄の恋人候補としてどうだろうか。
面倒くさい所はありつつも嫌ではないのかな。
ここに黒川あかねが食い込んでくるのはなかなか難しいだろうと思われる。
対外的にはアクあかのカップル成立は認知されていて、定期的にデート風景をSNSにアップする仲ながら、仕事相手と割り切った関係を続けている。
何らかのイベントでも無い限りはね。
同い年の有馬かなと黒川あかねの二人は、共に子役出身ということもあって以前からお互いをライバル視しているらしい。
TVメインと舞台メインで、それぞれの評判が聞こえてくる程度には知っているのかなくらいに考えていたが、どうやら共演歴も含めて積もり積もった思いがあるようだ。
加えてアクアを巡る関係でもライバルになると知ってしまったらそれこそ熾烈な争いになるだろう。
鏑木Pの采配で、劇団ララライが主体となる舞台への出演が決まったアクアと重曹ちゃん。
いろんな意味で白熱しそうな展開になってきた。
単行本4巻は2021年5月19日発売。